テレアポの意味や仕事内容とは?メリット・デメリットと稼ぐためのコツを解説

テレアポって名前はよく聞くけど、どんな仕事?

テレアポはきつい分稼げるって本当?

テレアポには誰でも稼げるコツがある」なら知りたいと思いませんか?

この記事では、テレアポの仕事内容メリット・デメリットだけでなく、消耗せずにうまく稼ぐためのコツもお伝えします。

リモートワークが増えている昨今、在宅でできる仕事を探している人にとって、必見の内容です。

テレアポとは電話で商談や訪問の約束をとりつける営業のやり方

テレアポとは

テレアポとは、お客さんとなる企業や個人を相手に電話をかけて、商品やサービスの商談のために、訪問する約束をとりつける営業方法の一つです。

英語のアポイントメントには、約束、訪問、会合、予約などの意味があります。

注意

テレアポには商品の購入やサービスの契約といった商談を電話口で行う場合もあり、「テレアポ=アポイント(訪問の約束)をとりつける」とはかぎらないので、ご注意ください。

テレアポの仕事内容

テレアポの仕事は、商談のためにアポイントを獲得するものと電話にて商品のセールスまで行うものがあります。

では実際に、どういった流れで仕事が進むのでしょうか。

主な流れ
  1. 顧客リストをもとに電話をかける
  2. 商品やサービスの案内をする
  3. アポイントをとりつける

まず、会社が持っているお客さん(法人や個人)の電話番号リストをもとに電話をかけていき、用意されたトークスクリプト(台本)を見ながら商材の説明をします。

次に、お客さんが商材に興味を抱いたら、必要に応じて資料の送付やアポイントを獲得する、といった具合です。

テレマーケティングやインサイドセールスと異なる点

テレアポと似た職種として、テレマーケティングインサイドセールスがあります。

両者との違いを解説していきますね。

テレマーケティング

テレマとも呼ばれるテレマーケティングは、電話をかける仕事と電話を受ける仕事、どちらも担当します。

テレアポは電話をかけることを専門としているので、テレマーケティングの方が業務範囲が広くなりますね。

MEMO

電話を受けるだけの仕事をテレオペ(テレフォンオペレーター)と言います。

インサイドセールス

インサイドセールスは、アポの獲得から商談、顧客の課題解決、アップセルまで、テレアポよりも営業色が強くなります。

アポイント獲得に終わらず顧客との関係を築き、長期的に売上をあげる営業方法がインサイドセールス、と理解してください。

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テレアポの主な求人

一口にテレアポと言っても、求人にはどういったものがあるのでしょうか。

まず勤務形態ですが、会社への出勤もしくは在宅勤務があり、勤務時間は、シフト制で短時間(3〜5h)から可能なものが多いです。

報酬は高い時給とインセンティブありのものが多く、平均的なパート、アルバイトよりも収入が高くなる傾向にありますね。

また下記は、実際に募集されていた求人に載っていた商材です(あくまで一例です)。

アポイントをとるもの
  • リサイクル、不用品買取
  • OA機器、通信機器
  • LED
  • 経費削減サービスの案内
  • インターネット回線
  • クレジットカード
  • 結婚情報サービス
  • 建築会社の無料相談会
  • 各種広告(ネット、チラシ)の提案
  • 求人広告
セールスをするもの
  • 携帯の機種変更
  • 化粧品、健康食品の販売
  • 電気、ガスの契約
  • ウォーターサーバーの契約
  • 蓄電池、太陽光の契約
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テレアポを仕事にするメリットとデメリット各3選

テレアポのメリットとデメリットをそれぞれご紹介します。

もしあなたがテレアポの仕事を考えているなら、「デメリットよりもメリットが魅力的に映るかどうか」を考えながら、読んでみてください。

メリット1:トークスキルやビジネスマナーが身につく

お客さんと直接お話しをする機会が多いのは、テレアポの大きな特徴と言えるでしょう。

見落とされがちですが、電話の一回一回が商談にあたるので、必然的にトークスキルやビジネスマナーが向上します。

また、アポイントだけでなく、セールスのクロージング(契約を結ぶこと)までが仕事内容だった場合、営業スキルも身につきます。

テレアポは基本的に量をこなすので、成長を求める人にはピッタリの仕事内容といえるかもしれません。

メリット2:高時給+インセンティブ報酬

テレアポの時給は、ほかの一般的なパート、アルバイトの時給と比較して、高い傾向にあります。

これは、売上に直結しやすい仕事内容であることが関係しているでしょう。

また、お客さんからキツく当たられることもあるので離職者が多く、常に急ぎで求人を募集する必要がある点も、時給が高い理由の一つに挙げられます。

メリット3:髪型や服装など自由度が高い

テレアポはお客さんと電話でのみやり取りをするので、極論、どのような見た目をしていても仕事に支障がありません。

一般的な企業ではスーツにネクタイの着用が必須であったり、制服が用意されていたりしますが、テレアポでは服装の指定がないことが普通です。

髪色や髪型、服装、ネイルなどの外見の自由度が高いのも、テレアポの魅力の一つです。

デメリット1:ノルマがある可能性

求人によりますが、ノルマがあるところもあります。

ノルマとは数字による目標のことで、ノルマとなる数字(アポイントの件数など)が達成できていないと、給料に影響したり、注意されたりする可能性があります。

営業系の職種では、だいたいノルマが設定されることがほとんどで、先ほど挙げた理由からノルマを嫌う人が一定数いることは事実でしょう。

MEMO
ノルマが気になる人は、求人によって「ノルマなし」と記載しているところもあるので、そういった企業に絞って応募するのがおすすめです。

デメリット2:単調な作業の繰り返し

再三になりますが、お客さんに電話をかけてアポイントをとることが、テレアポの仕事です。

話す内容はお客さんによって毎回変わるかもしれませんが、作業自体は同じことの繰り返しです。

淡々と作業をこなすことがどうしても耐えられない人には、テレアポは難しいかもしれません。

MEMO
ただ、単調な作業といっても、「どうすればアポが取れるのか」ということを試行錯誤する必要があるので、例えば工場のライン作業のような単調さとは、かなり毛色は異なります。

デメリット3:過度のストレスを感じる人も

テレアポはお客さんに断られることが前提の営業スタイルなので、一般的にキツいとされる職種です。

お客さんの立場で考えるとわかりますが、忙しいときに知らない人からいきなり知らない商品の案内をされることを想像すると、話を聞かない気持ちもわかりますよね。

そのため、お客さんから無下にあしらわれることや、いきなり電話を切られることもあります。

そういった仕打ちが続くと、精神的なストレスを感じて気に病む人もいます。

なので、人から断られることに慣れていない繊細な人には、あまりおすすめできません。

テレアポが向いている人

総じて、テレアポが向いている人は下記のような人です。

テレアポが向いている人
  • 切り替えが早い、できる
  • 試行錯誤することを楽しいと思える
  • 小さなことでくよくよしない
  • 目標に向かって頑張れる
  • 人の話を素直に聞ける

お客さんから怒られることが多い仕事なので、怒られたことを引きずって、電話をかける手が止まってしまう、ということは避けなければなりません。

また、ノルマがある場合、ノルマを達成できずに注意されたとしても、前向きに取り組む姿勢が求められます。

その上で、アポイントをとることは簡単ではありませんが、自分なりに工夫してお客さんとコミュニケーションを取ろうとする人が、テレアポに向いている人といえるでしょう。

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テレアポで消耗せずに稼ぐ7つのコツ

しんどいことが多いとされるテレアポですが、電話をかける側の対応次第で、お客さんからの反応がまったく変わるのも、テレアポの面白いところです。

ではどうすれば、ガチャ切り(断りもなしにすぐに電話を切られること)されずにアポを獲得できるのでしょうか。

この章では、話を聞いてもらうためのポイントを7つにまとめました。

今日からすぐ実践できる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。

1.電話先の相手のことを事前に調査する

電話をかける相手の情報はリストを見て、あらかじめ把握しておきましょう。

顧客が企業の場合、誰に何を売ってどのように儲けているビジネスなのかがわかっているのとそうでないのとでは、受け答えの印象が変わります。

印象が変われば、相手に電話を切られる確率を下げられます。

ほかにもメリットはあります。例えば、企業の従業員が数名の中小企業だとわかれば、社長に直接アポイントを取りにいけるかもしれません。

また、個人の性別や年齢がわかれば、相手に響く言葉を事前に考えることができます。

顧客に適した提案ができれば、アポを取れる確率が上がるので、電話をする前にできるだけ相手の情報を頭に入れておきましょう。

2.商材・サービスを理解する

案内する商品やサービスの情報を、できるかぎり把握するように努めましょう。

顧客からの質問に即返答ができなかった場合、電話を切られる確率がぐっと上がってしまうからです。

なので、わからないことがあれば、すぐほかの人に聞いてしまいましょう。

もしわからない状態のままでいると、電話口の相手の反応はおそらく、「なんだ、わからないならいいや」となります。

もともと必要と思っていないものなので、すぐに興味を失ってしまうんですね。

アポにつなげるため、消耗しないためには、電話を切られる要素をなるべく減らし、営業トークではなく、お客さんと「会話」することを目指しましょう。

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3.テレアポの時間とタイミング

テレアポをするタイミングは重要です。

時間を間違えると、本来なら耳を貸してもらえる内容も、まったく無視されてしまう可能性があるからです。

例えば、ランチを提供している飲食店に、お昼どきに電話するのはどうでしょうか?

これは最悪の場合、営業妨害と思われても仕方がありません。絶対に避けるべきです。

「相手は今、何をしているのか」ということを想像してから、電話をかけるようにしましょう。

4.声のトーンは落ち着いた感じで

テレアポの際の声のトーンは、落ち着いた感じでゆっくりと話すことを意識してください。

間違っても、元気よく明るい感じやテンポよく流暢に話すのはやめましょう。

よくある間違いとして、元気があって滑らかに話す方が良いと思われがちですが、それは違います。

予定や用事を邪魔された相手側からすると、元気の良さはただ不愉快に感じられたり、怒らせたりするだけです。

慣れた口調で流暢に話すのも避けましょう。

営業っぽさが出てしまうため、かえって警戒されてしまいます。

相手は仕事中かもしれませんし、趣味に没頭しているかもしれません。もしくは家事をしているか、旅行の最中かもしれません。

テレアポの際は「相手の時間を奪っている」という感覚を持って、落ち着いたトーンで話しましょう。

5.覚えてもらえる名乗り方

落ち着いたゆっくりとしたトーンで話すことで、相手に覚えてもらいやすくもなります。

目的がセールスではなく、企業を相手にアポを取る場合に特に有効なのですが、電話をとる相手とアポイントを取りたい相手が別の場合に、電話を代わってもらう必要があります。

その際に、こちらが誰で何の目的で電話をしてきたのかを、相手が理解し伝えられる状態でなければなりません。

早口でまくしたてると、相手も「えっと、誰だっけ」となり、説明が不明瞭で電話を代わる相手に不信感を与えてしまいます。

相手が自分のことを第三者に伝えられるように、ゆっくり落ち着いて話しましょう。

6.相手の年齢に合わせて言い回しを変える

相手の年齢に応じて言葉の使い分けができれば、話を聞いてもらえる確率が高まります。

どれだけ丁寧に説明をしたとしても、相手の知らない言葉ばかりを使って話していては相手にされません。

例えば、おばあさんに「インスタグラムのストーリーが面白い」と伝えても、きっと理解してもらえないでしょう。

しかし、「みんなの写真を見ることができるインターネットのサービスがあって、一日経ったら消えてしまう動画を見るのが面白いの」と伝えると、先ほどの説明よりも理解しやすくなります。

相手の年齢や性別に応じて、使う言葉を変えるようにしましょう。

7.会話のメモを取る

電話をかけたら、相手との会話内で出た単語などはメモするようにしましょう。

テレアポは成功よりも失敗の方が多い仕事です。

失敗した内容から改善を繰り返すことで、アポを取る確率を上げる必要があります。

断られたのは電話をとった相手か、決裁者か。どんな理由で断られたのか。

失敗した情報を集めることで、よくなかった点や切り返し方を学び、電話を切られる確率を下げることができます。

トークスクリプトを活用して成功率を高める3つの方法

トークスクリプトとは

トークスクリプトとは、電話で話す内容があらかじめ書いてある台本のことです。

トークスクリプトを使うことで、初心者でも比較的スムーズに相手と話すことができるでしょう。

ただし、それだけではうまくいかないので、トークスクリプトを活かして、アポイントにつなげる方法をご紹介していきます。

断られたときの切り返しを用意する

トークスクリプトには、相手に断られたときの切り返し方も書かれています。

しかし、断られる理由はお客さんによってさまざま。

そこで、断られたときの切り返しをトークスクリプトに書き込んでいき、切り返しのパターンを増やしていきましょう。

そうすることで、返答に困っている間に電話を切られてしまうことが少なくなります。

注意
注意点として、相手を論破するのではなく、あくまで「断る理由をなくす」という目的で切り返しを考えていきましょう。

ムダを省いて話は短く簡潔に

トークスクリプトに書いてあることは、決して絶対ではありません。

その流れで話すと良いとされているだけで、正解ではないのです。

説明が冗長な箇所があれば、削っても良いですし、別の言い回しを考えても構いません。

アポを取る上で大切なことに、「詳しく説明しすぎない」というものがあります。

詳しく説明しすぎると、アポを取って話す必要がなくなるからです。

トークスクリプトでわかりやすく説明されていても、それを鵜呑みにしてそのまま話すのはやめましょう。

自分流にアレンジしていく

トークスクリプトはどんどん自己流に改善していきましょう。

トークスクリプトは誰でも顧客と話せるように、必要な情報や会話のパターンが記されています。

しかしあくまでそれは台本なので、自然な会話の内容とは異なります。

あなたの言葉で、あなたが必要だと感じた情報をトークスクリプトに付け足していき、会話に近いものに進化させていきましょう。

「こう言ったほうが話が伝わりやすい」という気づきがあれば、しめたものです。

まとめ

テレアポとは、電話をかけて商品をセールスしたり、商談の約束をとりつけたりする営業方法です。

断られることが多いため、きつく感じる人も多いですが、その分待遇が良く、切り替えて前向きに取り組める人には天職でしょう。

時間も場所も選ばずに働ける求人が多いため、在宅で働ける仕事として手軽に始められるのも魅力的です。

テレアポは副業でも始めることができますので、無料説明会を受けてみましょう。

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